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金沢キッチンBlog

大将と女将、私と主人の関係

9月3日(月)18:30~金沢キッチンで行われる、

『teizenこう㐂』高見直樹×『金沢キッチン』丸山順子一夜限りの夜会が決まるまでの経緯を書きたいと思います。

高見さんご夫妻はみんなから大将と女将という名で岐阜県岐阜市でteizenこう㐂というお店を経営。

作りては勿論大将。日本料理を若いころから学び、有名日本料理店で厳しい修行を経て、自分のお店を開かれ、今では公邸料理人としての勤務も決まっています。

私とは比べ物にならないような勉強と経験を重ねてこられた方です。

そしてあいこさん(女将)は大将のことを知り尽くし、大将の良さをぐ~っと引き上げてくれる人。大将のプロデューサーという言葉が合うのでしょうか?すごくいい関係なお2人。

大将に合うお仕事をうまく用意し、大将はそれに合わせた最高のお料理をお出し、あいこさんが最高のおもてなしをする。お客様が皆笑顔になって帰られるのを6月に見ることができました。だからお客様はまた来たいと思うし、今度はどんなおもてなしをしてくれるの?と期待が膨らむのでしょう。お店はいつも笑顔とお客様であふれています。

一方金沢キッチンシェフはわたくし丸山順子、主人は私をいつも手伝ってくれます。

この二人は全くの素人からのスタート、主人はカフェではお料理を出してくれたり、お客様と話をしてくれたり、お客様が退屈にならないようにいい雰囲気を作ってくれています。

イベントとなると、ポップ作成、外回り整備、お店のセット、駐車場など、お客様が迷わないように準備をしてくれます。私がメインの時は前には出すぎない、その場の空気感を読んでくれます。自分メインの時は思いっきり出たがりますが。

たぶん高木ご夫妻とは反対の夫婦感なんでしょう。

お互い店とお料理を愛しているのには違いがなく、お客様に対する思いもかなり深いものです。作り手はそんな支えがあってこそ美味しいお料理が作れます。

夫婦でありながらビジネスパートナーとしての思い価値観が似ていたのでしょう。

そしてこの化学反応を起こしたのでしょう。

オープン前の写真、旦那さん、まだサラリーマンで少しふっくらしています。今はかなり痩せて仙人のようになっています。

                          photo 田中豊美

高見夫妻が金沢キッチンに来られたのは雪解けあとの4月初旬でした。

私のプロフィール写真やパンフレットの写真を撮ってくれた田中豊美さんのご紹介でした。

『岐阜からお友達が金沢キッチンに食べにきたいと言いてるのでご予約できますか?』

わざわざ岐阜から来られるって?うちの店に?どうしてかな?

と最初思いました。

聞くところによると、私が愛知県一宮に住んでいた時、ワンディシェフとして

一宮ピルエット というお店でお料理を提供していました。

私もまだ料理に携わって2年目ぐらいの年でした。ここで約1年間月1回のシェフを務めていました、とても作ることの勉強になりましたし、いろんな人とのつながりもできました。

いまでも時々シェフとして遊びに一宮まで出張することもあります。

その時に高見ご夫妻は私のお料理を食べたかったけど、日程が合わなくて行けなかったそうです。そして今回金沢キッチンがオープンして3年目にして、私のお料理を食べてもらうことができました。

こんな素敵な方々にこんなにも思ってもらえるなんて思いもよらなかったので、私としてもその当日は緊張しました。

お話したらとっても気さくで面白くて、奥様は特に面白い!大将は口数は少ないけど料理のことになると目が活き活きしていろいろ話してくれます。不思議なお2人でも絶妙な関係。

この二人の関係が私のツボにはまりまくっています。

お二人が金沢に来た日からまだ日も浅い頃、またあいこさんから電話がありました。

『明日もう一回金沢キッチンに行きたいけど空いてますか?』

そしてお食事後に、『大将と順子さんでコラボ料理をすればすごい料理になると思う。

是非一緒にやろまいか?』とお誘いを受けました。『岐阜でもやって、金沢でもやろう‼』

そして私は6月に岐阜に行き、今回金沢にやってきてくれます。

メニューはほぼ完成、ありえない内容です。絶対この価格では食べれないものばかり。

そしてお客様の前でお料理をして振舞うこともします。お客様と大将、お客様とシェフ

が一体となり、楽しめる、感じれる、美味しい夜会です。

お料理とは、その人が歩んできた歴史を表現するものだと、つまり人間性が味に出るということをあいこさんからメールでもらいました。私のお料理を食べた時に感じ取ってくれたそうです。だからこそ今回のコラボを絶対にしたいと感じてくれたそうです。

私は涙が出るほど嬉しかったです。

それに答えれるように、農家さんの思い、食材に対する気持ち、調味料の選択に至るまで、

丁寧に作り上げたいと思いました。

素敵な夜になりそうです。この化学反応をぜひ見に来てほしい。味わってほしいと願っています。

早くからお申込みいただいた皆様ありがとうございます。

今回残念ながら参加できなくなってしまった方には、この夜以降の私はまた変化が起こるはずです、是非また食べに来てください。お待ちしています。

そしてあともう少しお席がございますので、ご連絡お待ちしています。

開催日時  9月3日(月)18:30~21:00 会費    お一人様7,000円 会場    金沢キッチン  金沢市清水町へ8-1 http://www.kanazawa-k.net/map 中川眞理子さんの九谷焼販売 大雅堂 輪島漆器 など使用

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