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金沢キッチンBlog

一夜限りの夜会は秋風吹く大人の時間となりました。(後半)

さて、前半に続き夜会のお食事について書きたいと思います。

構成は

先付  羅臼昆布で煮浸けた岐阜産ナス、獅子唐、自家製豆腐、沖縄自家製鰹節

前菜  ONEのレンコンのラザニア なすの麹味噌漬け レンコン炒め 

    なかい野菜園パプリカとスモークチーズ トモファームあゆみ人参のスープ

椀物  岐阜県産 蕎麦がき、舞茸、大根、十六ささげ豆、クラタペッパー完熟胡椒

メイン 豚肩ロース自家製ハーブ熟成肉石窯焼とオーブン焼き福光産焼リンゴと菊理農園華小町

烏骨鶏の出汁巻き卵、蒸し鶏と粒マスタード添え

米粉パン又は加賀産下出さんのコシヒカリ

デザート 松風(達磨正宗の酒粕をつかった松風)、甘酒アイス(石黒種麹店甘酒の素使用)、二俣産寺井さんアールスメロン添え

食器は中川眞理子さんの手描き九谷焼の作品をお借りすることが出lきました。漆器は輪島漆器大雅堂さんにお借りしております。食器の華やかさにプラスし漆器の輝きが重厚感と高級感をさらにもたらしてくれました。本当に大切な食器を提供してくださり本当に感謝です。

この場をお借りして改めてお礼を申します。

岐阜と金沢のこだわり食材が融合したお料理となりました。

初め緊張した場の空気も終わるころにはとても和やかな雰囲気に、そこに輪をかけて皆様が一体となるサプライズな演出を、女将あいこさんの計らいで行われました。

岐阜民謡おばばという歌を、岐阜長良川鵜飼に着る法被を主人と

金沢鮨の名店 八やの八谷大将に着て頂きお客様と一体になって歌われ

大盛況のうちに終わることができました。

その時の様子です。

我が家の和室は以前ご先祖様だけの部屋で、ほとんど使われていませんでした。

生前義父がまだ元気だったころに手掛けた和室です。金沢らしいべんがら色の土壁に柱天井には漆を塗りました。とっても立派な和室。

この和室をさらに磨き上げ昨年より、大きなイベント時には開放しています。

その度に、和室は喜んでいるかのように、使うごとに輝いてきているように思います。

漆はやはりすごい。木は痛まず磨けば磨くほど輝きが増していきます。

お客様の喜ぶ声、笑顔を見ながら皆で送り出し会が終わると高見ご夫妻は食べることよりもまず、『ご先祖様に手を合わさせて』と言ってくれました。

私は驚きました。でも私も今日のこの日はご先祖様のお導きだと思っているので、一緒に手を合わせられたことに本当にうれしく思いました。

それから一緒に食事をあまりものでとりました。

この時間がとっても楽しいんです。いろんな会話ができました。

そして何よりどのお料理もおいしかった。出汁巻きこんなにも美味しかったのね~!!

私的には反省点もいろいろありました。その反省点をすべてノートに書き留めるといいよと言われました。次には決してしないように改善点を考え、クリアしていけば質も上がっていくよと教えて頂きました。

このように自分達ではないお店の方と一緒に仕事をすれば自分達では見えていない部分がよく見えてきます。本当にありがたいです。

最後になりましたが、この日の為に本当にいろんな農家さんにはたくさんご協力いただき、大雨の中数を調整してくださったり、まだ出荷前にも関わらず、前日に収穫してくださり用意してくださったり、本当に感謝申し上げます。私達料理人は生産者さんのおかげで成り立っています。これからも末永くお付き合い宜しくお願いします。その長雨もまた心配ですが秋も

たくさんの収穫ができますようにお祈り申し上げます。

成長できるきっかっけをこう㐂さんに与えて頂き、たくさんのお客様と仲間に見守られて開催できたことにも感謝します。また次の目標目指して頑張りたいと思いました。

今日は雨なのでゆっくり思いを巡らせてブログを書くことができました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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