5月2週目が終わりました(その2)
自然の中で癒し料理案内人里山料理教室&週末cafe金沢キッチンオーナー丸山順子
です。
週の後半お店をお休みにして通っている発酵大学の講座、今回は石川を代表する企業へ出向いての体験でした。お餅の業界では5本の指に入るぐらいの有名な『六星』さんの畑でもち米の植え付け体験をしました。生徒はみんな裸足になって泥の中に入ります。
腰をかがめての植え付けはとっても重労働。昔の人は本当に苦労されたのだと実感しました。
そして田んぼの計画された土地の工夫にも驚きました。今はトラクターで平面になるように土をならしていきます。昔は人の手で土を平らにして高低差などを見ながら水が傾くことなく均一に水面を作ります。傾斜の高い方に水の入る口があり低い方に排出口があります。
水路は畑のそばにあり、水の量の調節をします。
昔からこの作業を続けて来たこと、そしてこれからも続けていかなければならないこと
をひしひしと感じました。
六星さんも言ってましたが、今金沢の米を作っている平均年齢が65歳といわれています、
このままでは米を作る人が減ってきて、コメが日本からなくなる可能せいも?
守らなくてはならないものがここにもありました。
六星さんは会社ですが、地域のみなさんの笑顔になれるような仕組みを作られ、地域全体で白山市の田んぼを守られていることに素晴らしい会社だと思いました。
今はよく6次産業という言葉を聞きますが、六星さんは米つくりから生産、販売までを自ら早い時期から取り組み、農業の企業モデルとなっています。
つき立てのお餅は美味しい。田んぼのあとはみんなで美味しいおにぎりを食べました。
お米は発酵食の源、美味しいお米は美味しい麹を作ります。
私も医王山の自然、山、人との繋がりなど守るべきものがたくさんあります。自分一人では決してできる事ではありません。皆ならできる事を一緒に笑顔になるような仕組みつくりを作っていきたいと思いました。
田植え体験以上に会社作りの極意を学べた体験となりました。
2回に分けてと言いましたがその3に続く。