子供たちの授業参観へ、そして気づいたこと。
- 丸山順子
- 2018年1月24日
- 読了時間: 5分
今日は朝から吹雪。朝早くに除雪の音で目が覚めました。道が凍っているのか地響きのような音。ゴゴゴゴ―――と響きます。
積雪はないのですが凍っているようで雪が吹雪いて舞っています。
今日の日中の気温はマイナス3度!!
何枚服を着ても寒い・・・。
そんな日に限って授業参観。視界ゼロ吹雪く中学校に主人と行きました。
うちの子供たちが通う学校は少人数制の里山にある学校。金沢市立医王山小中学校は特認校と言って金沢市内ならどこからでもいつの時期からでも通うことができる学校です。
一昨年の夏から育友会でも校区外の生徒の呼びかけを一生懸命活動していました。
来年度の入学、転校者数が校区内の生徒数を上回るほどとなりました。
私たちも驚きの数字です。
少人数制の里山教育は今日の授業を参観していて思ったのですが、生徒一人一人の声が先生に届いてること、発言を思う存分していて、先生の話をしっかり聞いている。
問題を解いて答えを出す方法、その方法に他の解き方はないかをみんなで考える、答えを知ってそこから別の解き方を考えるなど、いろんなバリエーションで時間をいっぱい使って何度も繰り返し子供たちに質問や発言をさせることで、ぼーっとする時間が少ないということが分かりました。
私の行ってた学校は40人ぐらいのクラスで一人ぐらい寝ててもわからないかな?って考えがほとんどでした。小学生に限らず、中学生に関しても同じような授業になっていました。
その結果全国学力テスト、金沢市学力テストでも、平均点よりも高い数値が出ていて優秀だったようです。
こういう学校はこれから必要とされるような気がします。
だからこそ、数字として表れているのでしょう。
ここから少し長くなります。
子供ってやはり聞いてあげる、ほめてあげる、疑問を持たせる、ことで自らやる気や勇気が出てくると思います。
『僕なんて必要ないんだ~、先生僕いると嫌がるもん』って以前通っていた学校の授業参観に行ったとき、チャイムが鳴っても教室に戻らない子に声掛けをしてあげたら、こういったことがありました。
私はこれを聞いて、なんてことだ!、先生は何をしてるんだ!子供がこんなにも悲しい思いをして運動場にいてるなんて・・・!
すごく悲しい気持ちになりました。
この子もきっといろいろ聞いてほしいだろうし、ついていくのは難しいけどみんなと一緒に過ごしたけどみんなが嫌がるからってわかっているんですよね。
それなのに引き上げることができず、置き去りになってる現状がなんとも切なかったです。
先生たちの現状もいろいろあるでしょうが、常にイライラしている先生、自分のイライラを子供にあてつけてしまうことだってあるかもしれない。先生だって悩みがあるんでしょう。
保護者と生徒に挟まれる現状もいろんなパターンがあるんでしょう。
そんな時、先生という立場はどのような感情と理性をコントロールすべきかを学ばなければいけない時代になってきていると思います。
そして親自身も子供に対しての教育の在り方育て方、規律の立て方、考え方も一度見直す時代なのかもしれません。
うちの子に限ってって言葉が昔からあります。もう一度子供を見る見かた、目線を自分の子としてみるのではなく、一人の人間としてみてあげることも何かの気づきになるかもしれません。
例えば、『いじめられる子』、『いじめてしまう子』
きっとどちらにもいろんな言い分があるのです。
いじめる子
腹が立つからいじめる、何に腹が立つのか、誰に腹が立つのか?どうしてそういう気持ちが生まれてくるのか?いじめた後は気持ちがいいのか?聞いてほしいことはある?
やりたいことはある?どんなことを望んでる?
いじめる子はきっといろいろ聞いてほしいんだと思います。どこかで愛情の歪みができてしまっているのではないでしょうか?愛のかけ方をもしかしたら間違えてしまってたのかも?
保護者以外に信頼できる人がいて話ができたらもしかしたらいじめはしなかったかもしれません。こういう子には少しづつ話を聞きてあげるといいと思います。上からではなく同じ目線で。
いじめられる子
なぜか標的になってしまってどうしたらいいかわからないよね。
この子もいろいろ聞いてあげることが必要です。孤立してしますと、一人の判断になってしまって変な防衛力がついて、自分の個性が消されていきます。自分はダメな人間だと決めつけてしまったり、とにかく自信がなくなります。話せなくなったり、変に明るくしてうざいといわれて悪循環になってしまうことも。
自分は必要ないと思い込んでしまうことを避けるためにも、こういう子には自信の付くものをさせてあげることも大切です。家ではあなたのおかげで助かるわと褒めること。
いじめる子に対して憎い気持ちではなく慰める気持ちをもって、いじめられている今がすべてではないことを教えてあげることも大切ではないでしょうか?
保護者の在り方
子供の前で他の家族の悪口はいわない、子供の話は最後まで聞いてあげましょう、携帯で遊ぶ時間はもしかしたら現実逃避かもしれないので、一日の出来事はちょっとでも聞いてあげた方がいいときもあります。子供は自分が育った環境が一番で他の環境が受け入れられないこともあったり、他の子が自分とは違うことを言うと、それすら認められないこともあるので、保護者がどのように外の環境を幼少期から受け入れること、受皿を広く持つことを伝える必要があります。個性は人それぞれ、一つの型にはめようとするからおかしくなるのです。子育ても人それぞれ、正解がどれかなんてわかりません。しかし核家族の今、人と話すことが少なくなっているので、お母さんたちはいろんな人の意見を聞くことがなくなることも、いろんな要因の一つなのかもしれません。
これは自分の考え方なので正解かどうかはわかりません。また違ったパターンもあると思います、いろんな子供と保護者の方と携わる中で感じたことを書いてみました。
今日はこの辺で。